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2008年11月2日日曜日

フランス旅行その3~モン・サン・ミッシェルの修道院~

お世辞にもおいしいとは言えないオムレツを食べた後、来た道をそのまま上がって修道院へ。

正面にある扉が修道院入り口のように見えるけれど、元々はそれより手前の部分が教会の入り口だったらしい。雷で教会の一部が壊れてしまって、なかなか修理できず、仕方がないから壁を作って今の姿になったとのこと。

尖塔の先についている金色の像(ミカエル像)は、つい最近ヘリコプターで取り付けたもので、歴史的な価値はないので見なくて良いです、としきりにガイドさんは言っていた。

モン・サン・ミッシェルの修道院

上の写真を撮ったところで、後ろを振り返ると↓こんな感じ。

ブルターニュとノルマンディーの境界

写真右奥から手前に流れている川が、ブルターニュ地方(写真右側=西側)とノルマンディー地方(写真左側=東側)を隔てる境界線であるらしい。元々モンサンミッシェルはブルターニュ地方に属していたのが、ノルマンディー地方から道路でつながったために、今ではノルマンディー地方に属している、時々ガイドブックでブルターニュ地方と書いているものがあるが、それは間違いです、と行きの車中でガイドさんが言っていたが、こうして見るとよく分かる。

修道院すぐ隣のラ・メルヴェイユ(「驚異」の意らしい)という、食物の貯蔵庫や修道士達の居住空間が入った建物の最上階(3階部分)にある回廊。かつて修道士達がここを歩く際は、必ず時計回りに歩かなければ行かなかったとのこと。お互いの顔が見えると雑念が生じてしまうから、そうしたことがないよう、一方通行にして背中しか見えないようにしたらしい。

モン・サン・ミッシェル ラ・メルヴェイユの回廊1

その回廊は、柱の円柱(コラム)の部分が花崗岩、そこから天井を支えている部分が石灰岩、天井は栗の木でできている。それだけでも十分凝っているけれど、柱ごとに飾りもちがった形になっていて、本当に手が込んでいる。

モン・サン・ミッシェル ラ・メルヴェイユの回廊2

この後さらに修道院内部を30分ほど見学。ここは長い時間をかけて少しずつ増築したようになっているため、ある部屋はロマネスク様式、ある部屋はゴシック様式、そしてまたある部屋はロマネスクとゴシックの中間のような建築手法だったりと、あまり建築に興味のない自分が見ても面白い。

最後にモンサンミッシェルで一番細い道を通って外に出ましょう、とガイドさんが案内してくれた道が下の写真。本当に細い。少し体を斜めに向けないと、腕が壁にぶつかってしまうぐらい。

モン・サン・ミッシェルで一番細い道

この後、同行したツアー客の大半は30分ほどの自由時間でお土産を買ったりして、日帰りでパリに戻っていった。自分たちはモンサンミッシェル内のホテルで一泊するので、まずホテルにチェックインし、その後対岸に行ってみることにした。

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