早朝の写真撮影の後はホテルに戻り、朝食を食べた(朝食はホテルのレストランだけど建物は別で、前日の昼にオムレツを食べたのと同じ場所)。さて、これからどうしよう。もう島内は大体見たしなあ、もう一度対岸行ってみる?もしかしたら羊が放牧されているかもしれないし。ということで対岸へ向かう。
前日の夕方に歩いたときには一頭もいなかったけれど、できたてっぽいフンがたくさん落ちていた。きっと日中は放牧されているはず、と思って行ってみたら、案の定いっぱい羊がいる。
どの羊も一心不乱に牧草を食べている。ただひたすら食べている。至近距離に近づくと逃げていくけれど、逃げるときも食べながら逃げていたように思う。頭を上げることはなく、とにかく食べながらのそのそ歩いていた。 おしっこしながら食べ歩いているのもいた。
ここの牧草地は海の潮をよくかぶる影響で塩分やら養分を多く含んでいて、プレ・サレと呼ばれている、とガイドさんが言っていた。その牧草を食べる羊は肉に臭みがなくとてもおいしいらしい。その羊自体のこともプレ・サレと呼ぶそうで、その肉を出すレストランは必ずメニューにプレ・サレと明記している、とも聞いていた。 逆に、「この地方の羊の肉」とか書いてあるのは、ほぼプレ・サレではないので気をつけるように言われた。
羊の背中には赤や緑の印がつけられていたけれど、これは出荷時期を管理するための印だろうか。
羊は皆おとなしく、動きもゆっくりでかわいらしいのだけれど、この後食肉として食べられてしまうと考えると悲しい気分にもなる。牧草を無我夢中で食べる様子も、まるで生きているうちにおいしいものをたくさん食べておこう、としているようにも見える。
食べられてしまうのはかわいそうだ、と思う一方で、ぜひ食べてみたい、とも思ってしまう。何しろ臭みのない羊肉なんて食べたことがない。
対岸に着いて、プレ・サレを出すお店がないか探していると、お店の名前にPre Saleとついているレストランがあった。前日来たときには全然気がつかなかったので、まさかすぐに見つかるとは思っておらず、喜び勇んで店内へ。
自分はプレ・サレの串焼き、妻はその日のランチメニューを頼んだ(詳細は忘れたけれどプレ・サレを薄く切って焼いたような料理だった気がする)。食べてみると、本当に臭みがない。というか、何も聞かされずに食べたら何の肉だか分からないぐらい。豚に近い感じだったかな?おいしかった~。 羊の肉が苦手な妻も、おいしいおいしいと言って食べていた。デザートのリンゴのパイも美味。ノルマンディ万歳。
2008年11月22日土曜日
フランス旅行その6~モン・サン・ミッシェルの羊(プレ・サレ)~
投稿者
たわらねずみ
投稿時間
14:05
ラベル: 2008フランス旅行(France Trip 2008), E-510, 動物(animal), 風景(scenery)
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2 件のコメント:
牧草地の向こうに、モン・サン・ミッシェル・・・、すてきな光景だなぁ~~~。
いいなぁ、いいなぁ。
円安のうちに行かないと!!
羊肉好き♪
>妻姉
海に浮かぶのも見たかった。
モンサンミッシェルのHPで潮を予測できるけど、そのときは混んでるんだろな。
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