フランス旅行5日目は、朝イチでルーヴル美術館へ。
開館と同時に入ればあまり混んでないらしい、と妻が言うので、開館時間の午前9時に間に合うようホテルを出発。ホテルからは歩いて十数分程度の距離。美術館近くで地下道に入るとスムーズに行ける、とこれまた妻が言うので地下道入り口を探す。
美術館入り口についたときには、既に入場が始まっており、チケット売場は長蛇の列。自分たちはあらかじめ様々な美術館で使えるミュージアムパスを買っておいたので、チケットを買う必要はなく、スムーズに入場できた。
妻の目当ては、サモトラケのニケ、ミロのビーナス、モナリザと、ナポレオンの戴冠式とのこと。まずニケを見たいということで、その方向に行ってみると、すぐに見えてきた。
なんだか本当に飛び立ちそうな感じに見える。妻は感激して写真を撮りまくり、聞いてもいないのに勝手に解説してくる。自分はこの彫像をあまりよく知らず、妻が「サモトラケのニケ、サモトラケのニケ」と言っているのが聞き取れなくて、10回くらい聞き返した。
ルーヴル美術館はフラッシュをたかなければ写真撮影OK。後になって、他の美術館もそういうところが多いと分かってきたが、このときはちょっと驚いた。日本の感覚だと、写真撮影禁止が当たり前だけど、ヨーロッパの美術館は寛大だ。そういえば、イギリスの大英博物館も写真OKだった。
そうこうしているうちに、ニケ像の周りはかなりの人だかりになってきた。のんびりしてたらモナリザもすごい混雑になりそうなので、早足でモナリザ方面へ。
教科書に出てきそうな絵がごろごろかかっているが、他の来場者も立ち止まることなく、足早にモナリザ方面に向かっている。
ルーブル美術館はコの字型の3階建てで、とてつもなく広い。しかし、モナリザ方面へは手元のパンフレットに目を落とすことなく行くことができる。なぜなら、至る所に道しるべとしてモナリザの白黒写真が貼られているから。
モナリザのかかっている場所は、すでに大勢に取り囲まれていてすぐに分かった。モナリザだけ、他の絵とは違って、絵から半径5~10メートルぐらいのところ(かなり遠く感じた)に立ち入れないようロープが張られ、そのロープ沿いにびっしり人がへばりついている。遠くて肉眼だと細かいところは全然分からない。写真も、ズームにしないと大きくとれず、ズームにすると手ブレしやすい、ということであまりうまく撮れず。もう少し近くで見たかった。残念。
ナポレオンの戴冠式の絵は、混雑してはおらず、近くで見ることもできたが、とにかくサイズが大きい。これはこれで、大きすぎて写真はうまく撮れない。
その後館内をぶらぶら見ていると、絵の模写をしている人や、小学生のグループが絵の説明を受けたりしていた。
女性が模写しているのは、ラ・トゥールという画家の『大工の聖ヨセフ』という、これも有名な絵らしい。キリスト教徒の妻は登場人物、背景、状況、意味合いを教えてくれる。聖書とシェークスピアを知らなければ西洋は理解できない、とよくいうけれど、確かにそうかもしれない。
最後にミロのビーナスを見に行くと、モナリザほどではないものの、人だかりになっている。ここでまた妻は写真を撮りまくり、カメラを離さない。どうも妻は彫像が好きなようだ。
妻は、「写真で見るよりずっと美人だねー」と魅入っている。確かによく見ると女性だ。自分はミロのビーナスとは思わず、てっきり男だと思って見ていた。
この後また行くところがあるので、午前中のうちにルーヴル美術館を出た。来た時の地下道ではなく、美術館入り口からすぐ地上に上がると広場になっていて、みんなあちこちで記念写真を撮っている。そんな中で面白いTシャツを着た外国人旅行客がいた。
本人は意味を分かった上で着ているのだろうか?別に日本語として変なわけではないけれど、かなり面白かった。
2008年12月11日木曜日
フランス旅行その9~ルーヴル美術館~
投稿者
たわらねずみ
投稿時間
1:36
ラベル: 2008フランス旅行(France Trip 2008), 室内(indoor), 静物(still object)
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6 件のコメント:
パリには2回行っているのに、ルーブルには行ったことが無い妻姉です。。。
ニケ、いいね~~~♪
躍動感がすばらしい。
しかし、ご飯食べるときはどうするんだろう???犬食いするのか?とか、余計なことを考えてしまうのでした(笑)
いや、きっと羽にしたり、手にしたりできるんだよね♪
女神だもんね。
ウフィッツィ美術館も確か写真撮影OKだったよ。ノンフラッシュでね。
それにしてもニケは本当に素晴らしいね。
ご飯は食べないと思うけど・・・
>妻姉
手も見つかっているみたいだよ。
なくても完成された美しさだけどね。
>ちぃ
ウフィッチィってフィレンツェ?
その美術館、知らなかった。
ヨーロッパは美術館、博物館が身近でいいよねー。
ウフィッツィ美術館には有名なのだと
「春」「ビーナスの誕生」が展示されてるよ。
題名に覚えがなくても見れば「あ~!」って。
検索してみて。
知ってる知ってる!
ボッティチェリでしょ。
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