フランス旅行5日目の続き。
ルーヴル美術館を出たのがちょうどお昼ぐらいだったので、次の観光スポットに行く前に昼食を食べることにした。
フランスでは、モン・サン・ミッシェルで食べたプレ・サレがなかなかおいしかったなというぐらいで、パリではどの食事もごく普通、という印象だった。せっかく美食の都パリにいるわけだから、ここらでおいしい食事を食べなければ!と意気込み、日本から持ってきたパリのレストラン本『パリでひとりごはん とっておきのおいしいお店72軒』で、地元の人々に超人気の店として紹介されていた「le comptoir」に行くことにした。
お店に着いたのは12:40頃。遠くから見ただけでもかなりにぎわっていることが分かる。並ぶことを覚悟していってみたが、ぎりぎりすぐに入ることが出来た。
席について出されたメニューはフランス語のみ。完全に地元客向けのレストランだったのかもしれない。とにかくメニューがさっぱり分からない。同じく日本から持ってきた『食べる指さし会話帳6 フランス』の巻末についていた食事関係の単語一覧と一つ一つ照らし合わせ、20分ほどかけて注文を決めた。日本の人気店でそんなことをしていたら店員に嫌な顔をされそうだけれど、ここでは急かされるようなことはまったくなかった。
結局頼んだのは、フォアグラをどうにかした料理(カナード)と、魚を使ったグラタンのような南仏料理、そしてタコの入ったサラダ。おいしいことにはおいしいが、感激するほどではない。デザートも頼んでみたが、糖尿病を心配したくなるほど甘かった。がっかりというほどでもないけれど、複雑な気分。
ただ、ここで初めてガスミネラルウォーター(ペリエ)を頼んでみたが、それはとってもおいしく感じた。フランス料理に合うのかもしれない。なぜかペリエのラベルにはアニエス・べーのロゴも入っていた。
昼食後、最初に向かったのは刑務所(コンシェルジュリー)。マリー・アントワネットが断頭台に連行される前まで収容されていた場所らしい。
刑務所は後味があまりよくなかったので、気分を変えるためにオランジェリー美術館へ向かった。モネの睡蓮が展示されていることで有名らしい。電気の照明ではなく、自然光での展示を遺言で指定していたらしく、なかなか展示する場所がなかったところを、オレンジ園を改造してモネの睡蓮を展示できるようにしたのがここ。
モネ以外にもいろいろな作品があったが、展示数はそう多くなく、1時間もあればゆっくり見て回れる感じ。中には変わった絵もあった。
オランジェリーを出ると、何やらニュース番組のリポーターのような人と撮影スタッフらしき人たちがいた。バンの前では寝っ転がってるスタッフもいるから、まだ本番までは時間があるのかもしれない。
エッフェル塔も遠くに見える。望遠レンズで撮ったらなかなかいい感じになった。
2008年12月15日月曜日
フランス旅行その10~コンシェルジュリー、オランジェリー美術館~
投稿者
たわらねずみ
投稿時間
21:31
ラベル: 2008フランス旅行(France Trip 2008), E-510, 街中スナップ(town), 静物(still object), 風景(scenery)
登録:
コメントの投稿 (Atom)
2 件のコメント:
今回も綺麗な写真ですね。エッフェル塔、ポストカードみたいです!
フランスと聞くだけで美味しいイメージがあるのですが、やっぱり合う合わないがあるんでしょうね。個人差はあるでしょうが。
わたくしは日本食が大好きなので海外に行って一番心配なのが食べ物です。
まだ行ったことありませんが(笑
コメントありがとうございます!
期待が高すぎたのか、フランスでの食事はまあ普通においしい、というぐらいでした。
今回の旅行ではワインは全然飲まなかったのですが、もしかしたらワインと一緒に食べるとまた全然違っていたのかもしれません。
やっぱり食事は日本が一番ですね。
コメントを投稿